Ubuntu 12.04 から 14.04 に移行

Apache HTTPd が 2.2 から 2.4 になっているため、書式が変わったりする。
またデフォルト設定が少し違う。

1. アクセス制御設定

allow deny などは require に書き換えが必要 (2.4の仕様変更)
例えば Allow from all は Require all grantedに。
参考URL: Upgrading to 2.4 from 2.2
http://httpd.apache.org/docs/2.4/upgrading.html

2. サイト設定ファイルの名前

/etc/apache2/sites-available の下のサイト個別設定ファイルは .conf というサフィックスを付けないと読み込まれない。

3. AuthGroupFile

mod_authz_groupfileがデフォルトでロードされていないので、AuthGroupFileが書いてあるとエラーになる。AuthGroupFileの記述をやめるか、モジュールをロードすることで解決する。

4. NFSマウントの見え方

あと、df コマンドでマウント中のファイルシステムを表示させると、同じ NFS サーバからのエクスポートツリーを複数マウントしている場合に一つしか表示されないようになった。

$ cat /etc/fstab    ←NFS4の設定が2行書いてある
nfsserver:/vmware	/home/vmware	nfs4	defaults	0	0
nfsserver:/iso	/home/iso	nfs4	defaults	0	0
$ df -h -t nfs4    ←1行しか表示されない
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
nfsserver:/iso   1.8T  867G  967G  48% /home/iso

マウント自体は問題なく出来ているので、こういう仕様らしいとあきらめる。