注意
これは古い記事です。Raspbianの配布元からjessieが配布されるようになりました(2015/9現在)ので、そちらを使ってください。
1. 準備
OSイメージをダウンロードし、microSDカードに書き込む(以下はMac OS Xで作業した場合の手順)
$ unzip 2015-05-05-raspbian-wheezy.zip $ sudo dd if=2015-05-05-raspbian-wheezy.img of=/dev/disk2 bs=4m
2. 起動直後の設定
USBキーボード、HDMIでモニタを接続して、さきほど書き込んだSDカードをRaspberry Piにさしかえて起動する。コンソール上でraspi-configが起動したら、以下の設定を実行する。
・Expand Filesystem ・Internationalisation Options -> Change Locale -> ja_JP.UTF-8 -> Default Locale -> ja_JP.UTF-8 ・Internationalisation Options -> Change Timezone -> Asia -> Tokyo ・Internationalisation Options -> Change Keyboard Layout -> Generic 105-Key(Intel) PC -> Other -> Japanese ・Advanced Options -> SSH -> Enable
その後、raspi-config終了を選択すると、システム再起動がかかる。
piユーザでコンソールログインし、rootでのsshログインができるようパスワードを設定しておく(OSバージョンアップの際にroot権限で実行するため)。
pi$ sudo passwd root
ここからはネットワークで作業する。sshでログインしてみる。
$ ssh root@rasberrypi
OSバージョンアップ(wheezy->jessie)
OSバージョンアップのため、aptのsource行をjessieに書き換える。またjessieに対応していない行は使えないようにする。
# vi /etc/apt/sources.list wheezy -> jessie # cd /etc/apt/sources.list.d # for i in *.list; do mv $i $i.orig; done
OSバージョンアップを実施する。
# apt-get update # apt-get upgrade # apt-get dist-upgrade
途中、「root での SSH パスワード認証を無効にしますか?」と聞かれるので「いいえ」を選択する。
パッケージアップデートが終了したら、必要ないパッケージをアンインストールして再起動する。
# apt-get autoremove # shutdown -r now
初期設定・その他
さきほど有効化してしまった、rootでのsshログインを無効化する。
$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config PermitRootLogin no
自分に必要なユーティリティの類をインストールしておく。
$ sudo apt-get install dnsutils heirloom-mailx mlocate screen vim
Xが起動しないようにする。
$ sudo systemctl disable lightdm.service $ sudo systemctl disable display-manager.service $ sudo shutdown -r now
Raspberry Pi 2はARMv7になったんだし、慣れてるUbuntu入れるのが一番いいような気もするが…